フラット35の金利ですが、現在は1%強の水準となっており、これがさらに低下することは考えにくいでしょう。 今年は国際的な経済動乱がない限り、金利は低水準のまま維持されるのがメインシナリオだと思いますので、 金利変動がマンション価格に変動をもたらすことはなさそうです。 次に年収倍率です。 マンション価格の変動率は低下しつつありますが、 可処分所得が急激に減少することがなければ、 年収倍率はおおむね7倍前後で推移するのではないでしょうか。 成約件数1件あたり在庫戸数は、低金利が続く限りは一定の需要が維持されると思われますので、 在庫は微増することが予想されるものの、成約件数1件あたり20戸を超えることは今年についてはないでしょう。
以上から、今年のマンション価格はおおむね横ばいになるのではないでしょうか。
あとは、リーマン・ショックのような大きなインパクトのある経済事象が発生しないことを祈るのみです。
ミライズエージェント株式会社 ピーズセントラル不動産販売稲毛店 企画販売部 田村 進